韓国産農産物も輸出の孝行息子…エゴマ農場が口コミに乗り日本に進出
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.10 13:29
2008年6月、京畿道安城(キョンギド・アンソン)、慶尚北道金泉(キョンサンブクド・キムチョン)、全羅南道和順(チョンラナムド・ファスン)、忠清南道天安(チュンチョンナムド・チョンアン)などでエリンギを育てている農場主7人が額を突き合わせた。キノコの品質や生産量で地域代表として遜色ないという評価を受けていたが、だれもが困難を経験していた。キノコを売って残る収益は減っているのに対し、韓国国内で新たな販路を探すのは大変だった。結局その年の8月にこれら7つの農家が力を合わせて会社を設立することにした。農業会社法人マッシュMを設立し輸出に挑戦した。
7年が過ぎたいま、マッシュMは北米、欧州、アジアから中東まで、年間1000万ドル相当、3000トンを超えるエリンギを輸出する会社に成長した。現在の韓国国内29の農家が参加しており、総栽培面積は12万7000平方メートルに達する。創立メンバーだったキム・イルジュン代表(64)代表は成功の秘訣をこのように説明する。「複数の農家がひとつになってコンスタントに多くの量を生産し、品質維持に有利な航空運送費の割引を受けられた。合わせて品種と形、色を規格化し、品質管理も徹底して中国産や台湾産のキノコとの競争でも負けなかった」。